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TAKAHASHI Shuuji
2020-06-28 07:44:13 +09:00
parent 1e6f8a4a2c
commit a4dd5b91c5
46 changed files with 205 additions and 280 deletions
@@ -4,9 +4,7 @@ title: Serviceのデバッグ
---
<!-- overview -->
新規にKubernetesをインストールした環境でかなり頻繁に発生する問題は、Serviceが適切に機能しないというものです。
Deployment(または他のワークロードコントローラー)を通じてPodを実行し、サービスを作成したにもかかわらず、アクセスしようとしても応答がありません。
何が問題になっているのかを理解するのに、このドキュメントがきっと役立つでしょう。
新規にKubernetesをインストールした環境でかなり頻繁に発生する問題は、Serviceが適切に機能しないというものです。Deployment(または他のワークロードコントローラー)を通じてPodを実行し、サービスを作成したにもかかわらず、アクセスしようとしても応答がありません。何が問題になっているのかを理解するのに、このドキュメントがきっと役立つでしょう。
@@ -16,8 +14,7 @@ Deployment(または他のワークロードコントローラー)を通じ
## Pod内でコマンドを実行する
ここでの多くのステップでは、クラスターで実行されているPodが見ているものを確認する必要があります。
これを行う最も簡単な方法は、インタラクティブなalpineのPodを実行することです。
ここでの多くのステップでは、クラスターで実行されているPodが見ているものを確認する必要があります。これを行う最も簡単な方法は、インタラクティブなalpineのPodを実行することです。
```none
kubectl run -it --rm --restart=Never alpine --image=alpine sh
@@ -27,7 +24,7 @@ kubectl run -it --rm --restart=Never alpine --image=alpine sh
コマンドプロンプトが表示されない場合は、Enterキーを押してみてください。
{{< /note >}}
使用したい実行中のPodがにある場合は、以下のようにしてそのPod内でコマンドを実行できます。
使用したい実行中のPodがすでにある場合は、以下のようにしてそのPod内でコマンドを実行できます。
```shell
kubectl exec <POD-NAME> -c <CONTAINER-NAME> -- <COMMAND>
@@ -35,8 +32,7 @@ kubectl exec <POD-NAME> -c <CONTAINER-NAME> -- <COMMAND>
## セットアップ
このドキュメントのウォークスルーのために、いくつかのPodを実行しましょう。
おそらくあなた自身のServiceをデバッグしているため、あなた自身の詳細に置き換えることもできますし、これに沿って2番目のデータポイントを取得することもできます。
このドキュメントのウォークスルーのために、いくつかのPodを実行しましょう。おそらくあなた自身のServiceをデバッグしているため、あなた自身の詳細に置き換えることもできますし、これに沿って2番目のデータポイントを取得することもできます。
```shell
kubectl run hostnames --image=k8s.gcr.io/serve_hostname \
@@ -48,7 +44,7 @@ deployment.apps/hostnames created
`kubectl`コマンドは作成、変更されたリソースのタイプと名前を出力するため、この後のコマンドで使用することもできます。
{{< note >}}
これは、次のYAMLでDeploymentを開始した場合と同じです。
```yaml
@@ -72,7 +68,6 @@ spec:
```
"run"ラベルは`kubectl run`によって、Deploymentの名前に自動的にセットされます。
{{< /note >}}
Podが実行されていることを確認できます。
@@ -86,8 +81,7 @@ hostnames-632524106-ly40y 1/1 Running 0 2m
hostnames-632524106-tlaok 1/1 Running 0 2m
```
Podが機能していることも確認できます。
Pod IP アドレスリストを取得し、直接テストできます。
Podが機能していることも確認できます。Pod IP アドレスリストを取得し、直接テストできます。
```shell
kubectl get pods -l run=hostnames \
@@ -117,8 +111,7 @@ hostnames-bvc05
hostnames-yp2kp
```
この時点で期待通りの応答が得られない場合、Podが正常でないか、想定しているポートでリッスンしていない可能性があります。
なにが起きているかを確認するために`kubectl logs`が役立ちます、Podに直接に入りデバッグする場合は `kubectl exec`が必要になります。
この時点で期待通りの応答が得られない場合、Podが正常でないか、想定しているポートでリッスンしていない可能性があります。なにが起きているかを確認するために`kubectl logs`が役立ちます。Podに直接に入りデバッグする場合は`kubectl exec`が必要になります。
これまでにすべての計画が完了していると想定すると、Serviceが機能しない理由を調査することができます。
@@ -126,8 +119,7 @@ hostnames-yp2kp
賢明な読者は、Serviceをまだ実際に作成していないことにお気付きかと思いますが、これは意図的です。これは時々忘れられるステップであり、最初に確認すべきことです。
存在しないServiceにアクセスしようとするとどうなるでしょうか?
このServiceを名前で利用する別のPodがあると仮定すると、次のような結果が得られます。
存在しないServiceにアクセスしようとするとどうなるでしょうか?このServiceを名前で利用する別のPodがあると仮定すると、次のような結果が得られます。
```shell
wget -O- hostnames
@@ -147,8 +139,7 @@ No resources found.
Error from server (NotFound): services "hostnames" not found
```
Serviceを作成しましょう。
前と同様に、これはウォークスルー用です。ご自身のServiceの詳細を使用することもできます。
Serviceを作成しましょう。前と同様に、これはウォークスルー用です。ご自身のServiceの詳細を使用することもできます。
```shell
kubectl expose deployment hostnames --port=80 --target-port=9376
@@ -169,7 +160,6 @@ hostnames ClusterIP 10.0.1.175 <none> 80/TCP 5s
これで、Serviceが存在することがわかりました。
{{< note >}}
前と同様に、これは次のようなYAMLでServiceを開始した場合と同じです。
```yaml
@@ -187,14 +177,11 @@ spec:
targetPort: 9376
```
構成の全範囲をハイライトするため、ここで作成したServiceはPodとは異なるポート番号を使用します。
多くの実際のServiceでは、これらのポートは同じになる場合があります。
{{< /note >}}
構成の全範囲をハイライトするため、ここで作成したServiceはPodとは異なるポート番号を使用します。多くの実際のServiceでは、これらのポートは同じになる場合があります。
## サービスはDNS名によって機能しているか?
クライアントがサービスを使用する最も一般的な方法の1つは、DNS名を使用することです。
同じNamespaceのPodから次のコマンドを実行してください。
クライアントがサービスを使用する最も一般的な方法の1つは、DNS名を使用することです。同じNamespaceのPodから次のコマンドを実行してください。
```shell
nslookup hostnames
@@ -219,8 +206,7 @@ Name: hostnames.default
Address 1: 10.0.1.175 hostnames.default.svc.cluster.local
```
これが機能する場合、クロスネームスペース名を使用するようにアプリケーションを調整するか、同じNamespaceでアプリとServiceを実行する必要があります。
これでも失敗する場合は、完全修飾名を試してください。
これが機能する場合、クロスネームスペース名を使用するようにアプリケーションを調整するか、同じNamespaceでアプリとServiceを実行する必要があります。これでも失敗する場合は、完全修飾名を試してください。
```shell
nslookup hostnames.default.svc.cluster.local
@@ -232,10 +218,7 @@ Name: hostnames.default.svc.cluster.local
Address 1: 10.0.1.175 hostnames.default.svc.cluster.local
```
ここでのサフィックス"default.svc.cluster.local"に注意してください。
"default"は、操作しているNamespaceです。
"svc"は、これがServiceであることを示します。
"cluster.local"はクラスタードメインであり、あなたのクラスターでは異なる場合があります。
ここでのサフィックス"default.svc.cluster.local"に注意してください。"default"は、操作しているNamespaceです。"svc"は、これがServiceであることを示します。"cluster.local"はクラスタードメインであり、あなたのクラスターでは異なる場合があります。
クラスター内のノードからも試すこともできます。
@@ -254,8 +237,7 @@ Name: hostnames.default.svc.cluster.local
Address: 10.0.1.175
```
完全修飾名では検索できるのに、相対名ではできない場合、Podの`/etc/resolv.conf`ファイルが正しいことを確認する必要があります。
Pod内から実行します。
完全修飾名では検索できるのに、相対名ではできない場合、Podの`/etc/resolv.conf`ファイルが正しいことを確認する必要があります。Pod内から実行します。
```shell
cat /etc/resolv.conf
@@ -269,25 +251,15 @@ search default.svc.cluster.local svc.cluster.local cluster.local example.com
options ndots:5
```
nameserver行はクラスターのDNS Serviceを示さなければなりません。
これは、`--cluster-dns`フラグで`kubelet`に渡されます。
nameserver行はクラスターのDNS Serviceを示さなければなりません。これは、`--cluster-dns`フラグで`kubelet`に渡されます。
`search`行には、`Service`名を見つけるための適切なサフィックスを含める必要があります。
この場合、ローカルの`Namespace``Service`を見つけるためのサフィックス(`default.svc.cluster.local`)、すべての`Namespaces``Service`を見つけるためのサフィックス(`svc.cluster.local`)、およびクラスターのサフィックス(`cluster.local`)です。
インストール方法によっては、その後に追加のレコードがある場合があります(合計6つまで)。
クラスターのサフィックスは、`--cluster-domain`フラグを使用して`kubelet`に渡されます。
このドキュメントではそれが"cluster.local"であると仮定していますが、あなたのクラスターでは異なる場合があります。
その場合は、上記のすべてのコマンドでクラスターのサフィックスを変更する必要があります。
`search`行には、`Service`名を見つけるための適切なサフィックスを含める必要があります。この場合、ローカルの`Namespace``Service`を見つけるためのサフィックス(`default.svc.cluster.local`)、すべての`Namespaces``Service`を見つけるためのサフィックス(`svc.cluster.local`)、およびクラスターのサフィックス(`cluster.local`)です。インストール方法によっては、その後に追加のレコードがある場合があります(合計6つまで)。クラスターのサフィックスは、`--cluster-domain`フラグを使用して`kubelet`に渡されます。このドキュメントではそれが"cluster.local"であると仮定していますが、あなたのクラスターでは異なる場合があります。その場合は、上記のすべてのコマンドでクラスターのサフィックスを変更する必要があります。
`options`行では、DNSクライアントライブラリーが検索パスをまったく考慮しないように`ndots`を十分に高く設定する必要があります。
Kubernetesはデフォルトでこれを5に設定します。これは、生成されるすべてのDNS名をカバーするのに十分な大きさです。
`options`行では、DNSクライアントライブラリーが検索パスをまったく考慮しないように`ndots`を十分に高く設定する必要があります。Kubernetesはデフォルトでこれを5に設定します。これは、生成されるすべてのDNS名をカバーするのに十分な大きさです。
### DNS名で機能するServiceはありますか? {#does-any-service-exist-in-dns}
### DNS名で機能するServiceはあか? {#does-any-service-exist-in-dns}
上記がまだ失敗する場合、DNSルックアップがServiceに対して機能していません。
一歩離れて、他の何が機能していないかを確認しましょう。
KubernetesマスターのServiceは常に機能するはずです。
Pod内から実行します。
上記がまだ失敗する場合、DNSルックアップがServiceに対して機能していません。一歩離れて、他の何が機能していないかを確認しましょう。KubernetesマスターのServiceは常に機能するはずです。Pod内から実行します。
```shell
nslookup kubernetes.default
@@ -300,12 +272,11 @@ Name: kubernetes.default
Address 1: 10.0.0.1 kubernetes.default.svc.cluster.local
```
これが失敗する場合は、このドキュメントの [kube-proxy](#is-the-kube-proxy-working)セクションを参照するか、このドキュメントの先頭に戻って最初からやり直してください。ただし、あなた自身のServiceをデバッグするのではなく 、DNSサービスをデバッグします。
これが失敗する場合は、このドキュメントの[kube-proxy](#is-the-kube-proxy-working)セクションを参照するか、このドキュメントの先頭に戻って最初からやり直してください。ただし、あなた自身のServiceをデバッグするのではなく、DNSサービスをデバッグします。
## ServiceはIPでは機能するか?
DNSサービスが正しく動作できると仮定すると、次にテストするのはIPによってServiceが動作しているかどうかです。
上述の`kubectl get`で確認できるIPに、クラスター内のPodからアクセスします。
DNSサービスが正しく動作できると仮定すると、次にテストするのはIPによってServiceが動作しているかどうかです。上述の`kubectl get`で確認できるIPに、クラスター内のPodからアクセスします。
```shell
for i in $(seq 1 3); do
@@ -321,13 +292,11 @@ hostnames-bvc05
hostnames-yp2kp
```
Serviceが機能している場合は、正しい応答が得られるはずです。
そうでない場合、おかしい可能性のあるものがいくつかあるため、続けましょう。
Serviceが機能している場合は、正しい応答が得られるはずです。そうでない場合、おかしい可能性のあるものがいくつかあるため、続けましょう。
## Serviceは正しく定義されているか?
馬鹿げているように聞こえるかもしれませんが、Serviceが正しく定義されPodのポートとマッチすることを二度、三度と確認すべきです。
Serviceを読み返して確認しましょう。
馬鹿げているように聞こえるかもしれませんが、Serviceが正しく定義されPodのポートとマッチすることを二度、三度と確認すべきです。Serviceを読み返して確認しましょう。
```shell
kubectl get service hostnames -o json
@@ -377,8 +346,7 @@ kubectl get service hostnames -o json
## ServiceにEndpointsがあるか?
ここまで来たということは、Serviceは正しく定義され、DNSによって名前解決できることが確認できているでしょう。
ここでは、実行したPodがServiceによって実際に選択されていることを確認しましょう。
ここまで来たということは、Serviceは正しく定義され、DNSによって名前解決できることが確認できているでしょう。ここでは、実行したPodがServiceによって実際に選択されていることを確認しましょう。
以前に、Podが実行されていることを確認しました。再確認しましょう。
@@ -395,8 +363,7 @@ hostnames-yp2kp 1/1 Running 0 1h
"AGE"列は、これらのPodが約1時間前のものであることを示しており、それらが正常に実行され、クラッシュしていないことを意味します。
"RESTARTS"列は、これらのポッドが頻繁にクラッシュしたり、再起動されていないことを示しています。 頻繁に再起動すると、断続的な接続性の問題が発生する可能性があります。
再起動回数が多い場合は、[ポッドをデバッグする](/ja/docs/tasks/debug-application-cluster/debug-pod-replication-controller/#podのデバッグ)を参照してください。
"RESTARTS"列は、これらのポッドが頻繁にクラッシュしたり、再起動されていないことを示しています。頻繁に再起動すると、断続的な接続性の問題が発生する可能性があります。再起動回数が多い場合は、[ポッドをデバッグする](/ja/docs/tasks/debug-application-cluster/debug-pod-replication-controller/#podのデバッグ)を参照してください。
Kubernetesシステム内には、すべてのServiceのセレクターを評価し、結果をEndpointsオブジェクトに保存するコントロールループがあります。
@@ -407,15 +374,11 @@ NAME ENDPOINTS
hostnames 10.244.0.5:9376,10.244.0.6:9376,10.244.0.7:9376
```
これにより、EndpointsコントローラーがServiceの正しいPodを見つけていることを確認できます。
`ENDPOINTS`列が`<none>`の場合、Serviceの`spec.selector`フィールドが実際にPodの`metadata.labels`値を選択していることを確認する必要があります。
よくある間違いは、タイプミスまたは他のエラー、たとえばServiceが`app=hostnames`を選択しているのにDeploymentが`run=hostnames`を指定していることです。
これにより、EndpointsコントローラーがServiceの正しいPodを見つけていることを確認できます。`ENDPOINTS`列が`<none>`の場合、Serviceの`spec.selector`フィールドが実際にPodの`metadata.labels`値を選択していることを確認する必要があります。よくある間違いは、タイプミスまたは他のエラー、たとえばServiceが`app=hostnames`を選択しているのにDeploymentが`run=hostnames`を指定していることです。
## Podは機能しているか?
この時点で、Serviceが存在し、Podを選択していることがわかります。
このウォークスルーの最初に、Pod自体を確認しました。
Podが実際に機能していることを確認しましょう。Serviceメカニズムをバイパスして、上記EndpointsにリストされているPodに直接アクセスすることができます。
この時点で、Serviceが存在し、Podを選択していることがわかります。このウォークスルーの最初に、Pod自体を確認しました。Podが実際に機能していることを確認しましょう。Serviceメカニズムをバイパスして、上記EndpointsにリストされているPodに直接アクセスすることができます。
{{< note >}}
これらのコマンドは、Serviceポート(80)ではなく、Podポート(9376)を使用します。
@@ -437,23 +400,17 @@ hostnames-bvc05
hostnames-yp2kp
```
Endpointsリスト内の各Podは、それぞれの自身のホスト名を返すはずです。
そうならない(または、あなた自身のPodの正しい振る舞いにならない)場合は、そこで何が起こっているのかを調査する必要があります。
Endpointsリスト内の各Podは、それぞれの自身のホスト名を返すはずです。そうならない(または、あなた自身のPodの正しい振る舞いにならない)場合は、そこで何が起こっているのかを調査する必要があります。
## kube-proxyは機能しているか? {#is-the-kube-proxy-working}
ここに到達したのなら、Serviceは実行され、Endpointsがあり、Podが実際にサービスを提供しています。
この時点で、Serviceのプロキシーメカニズム全体が疑わしいです。
ひとつひとつ確認しましょう。
ここに到達したのなら、Serviceは実行され、Endpointsがあり、Podが実際にサービスを提供しています。この時点で、Serviceのプロキシーメカニズム全体が疑わしいです。ひとつひとつ確認しましょう。
Serviceのデフォルト実装、およびほとんどのクラスターで使用されるものは、kube-proxyです。
kube-proxyはそれぞれのノードで実行され、Serviceの抽象化を提供するための小さなメカニズムセットの1つを構成するプログラムです。
クラスターがkube-proxyを使用しない場合、以下のセクションは適用されず、使用しているServiceの実装を調査する必要があります。
Serviceのデフォルト実装、およびほとんどのクラスターで使用されるものは、kube-proxyです。kube-proxyはそれぞれのノードで実行され、Serviceの抽象化を提供するための小さなメカニズムセットの1つを構成するプログラムです。クラスターがkube-proxyを使用しない場合、以下のセクションは適用されず、使用しているServiceの実装を調査する必要があります。
### kube-proxyは実行されているか?
`kube-proxy`がノード上で実行されていることを確認しましょう。
ノードで実行されていれば、以下のような結果が得られるはずです。
`kube-proxy`がノード上で実行されていることを確認しましょう。ノードで実行されていれば、以下のような結果が得られるはずです。
```shell
ps auxw | grep kube-proxy
@@ -462,11 +419,7 @@ ps auxw | grep kube-proxy
root 4194 0.4 0.1 101864 17696 ? Sl Jul04 25:43 /usr/local/bin/kube-proxy --master=https://kubernetes-master --kubeconfig=/var/lib/kube-proxy/kubeconfig --v=2
```
次に、マスターとの接続など、明らかな失敗をしていないことを確認します。
これを行うには、ログを確認する必要があります。
ログへのアクセス方法は、ノードのOSに依存します。
一部のOSでは/var/log/kube-proxy.logのようなファイルですが、他のOSでは`journalctl`を使用してログにアクセスします。
次のように表示されます。
次に、マスターとの接続など、明らかな失敗をしていないことを確認します。これを行うには、ログを確認する必要があります。ログへのアクセス方法は、ノードのOSに依存します。一部のOSでは/var/log/kube-proxy.logのようなファイルですが、他のOSでは`journalctl`を使用してログにアクセスします。次のように表示されます。
```none
I1027 22:14:53.995134 5063 server.go:200] Running in resource-only container "/kube-proxy"
@@ -483,12 +436,9 @@ I1027 22:14:54.040223 5063 proxier.go:294] Adding new service "kube-system/ku
マスターに接続できないことに関するエラーメッセージが表示された場合、ノードの設定とインストール手順をダブルチェックする必要があります。
`kube-proxy`が正しく実行できない理由の可能性の1つは、必須の`conntrack`バイナリが見つからないことです。
これは、例えばKubernetesをスクラッチからインストールするなど、クラスターのインストール方法に依存して、一部のLinuxシステムで発生する場合があります。
これが該当する場合は、`conntrack`パッケージを手動でインストール(例: Ubuntuでは`sudo apt install conntrack`)する必要があり、その後に再試行する必要があります。
`kube-proxy`が正しく実行できない理由の可能性の1つは、必須の`conntrack`バイナリが見つからないことです。これは、例えばKubernetesをスクラッチからインストールするなど、クラスターのインストール方法に依存して、一部のLinuxシステムで発生する場合があります。これが該当する場合は、`conntrack`パッケージを手動でインストール(例: Ubuntuでは`sudo apt install conntrack`)する必要があり、その後に再試行する必要があります。
kube-proxyは、いくつかのモードのいずれかで実行できます。 上記のログの`Using iptables Proxier`という行は、kube-proxyが「iptables」モードで実行されていることを示しています。
最も一般的な他のモードは「ipvs」です。 古い「ユーザースペース」モードは、主にこれらに置き換えられました。
kube-proxyは、いくつかのモードのいずれかで実行できます。上記のログの`Using iptables Proxier`という行は、kube-proxyが「iptables」モードで実行されていることを示しています。最も一般的な他のモードは「ipvs」です。古い「ユーザースペース」モードは、主にこれらに置き換えられました。
#### Iptables mode
@@ -510,9 +460,7 @@ iptables-save | grep hostnames
-A KUBE-SVC-NWV5X2332I4OT4T3 -m comment --comment "default/hostnames:" -j KUBE-SEP-57KPRZ3JQVENLNBR
```
各サービスのポートごとに、 `KUBE-SERVICES`に1つのルールと1つの` KUBE-SVC- <hash> `チェーンが必要です。
Podエンドポイントごとに、その `KUBE-SVC- <hash>`に少数のルールがあり、少数のルールが含まれる1つの `KUBE-SEP- <hash>`チェーンがあるはずです。
正確なルールは、正確な構成(NodePortとLoadBalancerを含む)に基づいて異なります。
各サービスのポートごとに、`KUBE-SERVICES`に1つのルールと1つの` KUBE-SVC- <hash> `チェーンが必要です。Podエンドポイントごとに、その`KUBE-SVC- <hash>`に少数のルールがあり、少数のルールが含まれる1つの`KUBE-SEP- <hash>`チェーンがあるはずです。正確なルールは、正確な構成(NodePortとLoadBalancerを含む)に基づいて異なります。
#### IPVS mode
@@ -532,12 +480,9 @@ TCP 10.0.1.175:80 rr
...
```
各Serviceの各ポートに加えて、NodePort、External IP、およびLoad Balancer IPに対して、kube-proxyは仮想サーバーを作成します。
Pod endpointごとに、対応する実サーバーが作成されます。
この例では, サービスhostnames(`10.0.1.175:80`) は3つのendpoints(`10.244.0.5:9376`,`10.244.0.6:9376`, `10.244.0.7:9376`)を持っています。
各Serviceの各ポートに加えて、NodePort、External IP、およびLoad Balancer IPに対して、kube-proxyは仮想サーバーを作成します。Pod endpointごとに、対応する実サーバーが作成されます。この例では、サービスhostnames(`10.0.1.175:80`)は3つのendpoints(`10.244.0.5:9376``10.244.0.6:9376``10.244.0.7:9376`)を持っています。
IPVSプロキシーは、各Serviceアドレス(Cluster IP、External IP、NodePort IP、Load Balancer IPなど)毎の仮想サーバーと、Serviceのエンドポイントが存在する場合に対応する実サーバーを作成します。
この例では、hostnames Service(`10.0.1.175:80`)は3つのエンドポイント(`10.244.0.5:9376``10.244.0.6:9376``10.244.0.7:9376`)を持ち、上と似た結果が得られるはずです。
IPVSプロキシーは、各Serviceアドレス(Cluster IP、External IP、NodePort IP、Load Balancer IPなど)毎の仮想サーバーと、Serviceのエンドポイントが存在する場合に対応する実サーバーを作成します。この例では、hostnames Service(`10.0.1.175:80`)は3つのエンドポイント(`10.244.0.5:9376``10.244.0.6:9376``10.244.0.7:9376`)を持ち、上と似た結果が得られるはずです。
#### Userspace mode
@@ -553,7 +498,7 @@ iptables-save | grep hostnames
-A KUBE-PORTALS-HOST -d 10.0.1.175/32 -p tcp -m comment --comment "default/hostnames:default" -m tcp --dport 80 -j DNAT --to-destination 10.240.115.247:48577
```
サービスの各ポートには2つのルールが必要ですこの例では1つだけ-「KUBE-PORTALS-CONTAINER」と「KUBE-PORTALS-HOST」です。
サービスの各ポートには2つのルールが必要です(この例では1つだけ)-「KUBE-PORTALS-CONTAINER」と「KUBE-PORTALS-HOST」です。
「userspace」モードを使用する必要はほとんどないので、ここでこれ以上時間を費やすことはありません。
@@ -568,11 +513,9 @@ curl 10.0.1.175:80
hostnames-0uton
```
もしこれが失敗し、あなたがuserspaceプロキシーを使用している場合、プロキシーへの直接アクセスを試してみてください。
もしiptablesプロキシーを使用している場合、このセクションはスキップしてください。
もしこれが失敗し、あなたがuserspaceプロキシーを使用している場合、プロキシーへの直接アクセスを試してみてください。もしiptablesプロキシーを使用している場合、このセクションはスキップしてください。
上記の`iptables-save`の出力を振り返り、`kube-proxy`がServiceに使用しているポート番号を抽出します。
上記の例では"48577"です。このポートに接続してください。
上記の`iptables-save`の出力を振り返り、`kube-proxy`がServiceに使用しているポート番号を抽出します。上記の例では"48577"です。このポートに接続してください。
```shell
curl localhost:48577
@@ -589,18 +532,13 @@ Setting endpoints for default/hostnames:default to [10.244.0.5:9376 10.244.0.6:9
これらが表示されない場合は、`-v`フラグを4に設定して`kube-proxy`を再起動してから、再度ログを確認してください。
### エッジケース: PodがService IP経由で自身に到達できない {#a-pod-fails-to-reach-itself-via-the-service-ip}
### エッジケース: PodがService IP経由で自身に到達できない {#a-pod-fails-to-reach-itself-via-the-service-ip}
これはありそうに聞こえないかもしれませんが、実際には起こり、動作するはずです。
これはネットワークが"hairpin"トラフィック用に適切に設定されていない場合、通常は`kube-proxy``iptables`モードで実行され、Podがブリッジネットワークに接続されている場合に発生します。
`Kubelet``hairpin-mode`[フラグ](/docs/admin/kubelet/)を公開します。
これにより、Serviceのエンドポイントが自身のServiceのVIPにアクセスしようとした場合に、自身への負荷分散を可能にします。
`hairpin-mode`フラグは`hairpin-veth`または`promiscuous-bridge`に設定する必要があります。
これはありそうに聞こえないかもしれませんが、実際には起こり、動作するはずです。これはネットワークが"hairpin"トラフィック用に適切に設定されていない場合、通常は`kube-proxy``iptables`モードで実行され、Podがブリッジネットワークに接続されている場合に発生します。`Kubelet``hairpin-mode`[フラグ](/docs/admin/kubelet/)を公開します。これにより、Serviceのエンドポイントが自身のServiceのVIPにアクセスしようとした場合に、自身への負荷分散を可能にします。`hairpin-mode`フラグは`hairpin-veth`または`promiscuous-bridge`に設定する必要があります。
この問題をトラブルシューティングする一般的な手順は次のとおりです。
* `hairpin-mode``hairpin-veth`または`promiscuous-bridge`に設定されていることを確認します。
次のような表示がされるはずです。この例では、`hairpin-mode``promiscuous-bridge`に設定されています。
* `hairpin-mode``hairpin-veth`または`promiscuous-bridge`に設定されていることを確認します。次のような表示がされるはずです。この例では、`hairpin-mode``promiscuous-bridge`に設定されています。
```shell
ps auxw | grep kubelet
@@ -609,20 +547,13 @@ ps auxw | grep kubelet
root 3392 1.1 0.8 186804 65208 ? Sl 00:51 11:11 /usr/local/bin/kubelet --enable-debugging-handlers=true --config=/etc/kubernetes/manifests --allow-privileged=True --v=4 --cluster-dns=10.0.0.10 --cluster-domain=cluster.local --configure-cbr0=true --cgroup-root=/ --system-cgroups=/system --hairpin-mode=promiscuous-bridge --runtime-cgroups=/docker-daemon --kubelet-cgroups=/kubelet --babysit-daemons=true --max-pods=110 --serialize-image-pulls=false --outofdisk-transition-frequency=0
```
* 実際に使われている`hairpin-mode`を確認します。
これを行うには、kubeletログを確認する必要があります。
ログへのアクセス方法は、ノードのOSによって異なります。
一部のOSでは/var/log/kubelet.logなどのファイルですが、他のOSでは`journalctl`を使用してログにアクセスします。
互換性のために、実際に使われている`hairpin-mode``--hairpin-mode`フラグと一致しない場合があることに注意してください。
kubelet.logにキーワード`hairpin`を含むログ行があるかどうかを確認してください。
実際に使われている`hairpin-mode`を示す以下のようなログ行があるはずです。
* 実際に使われている`hairpin-mode`を確認します。これを行うには、kubeletログを確認する必要があります。ログへのアクセス方法は、ノードのOSによって異なります。一部のOSでは/var/log/kubelet.logなどのファイルですが、他のOSでは`journalctl`を使用してログにアクセスします。互換性のために、実際に使われている`hairpin-mode``--hairpin-mode`フラグと一致しない場合があることに注意してください。kubelet.logにキーワード`hairpin`を含むログ行があるかどうかを確認してください。実際に使われている`hairpin-mode`を示す以下のようなログ行があるはずです。
```none
I0629 00:51:43.648698 3252 kubelet.go:380] Hairpin mode set to "promiscuous-bridge"
```
* 実際に使われている`hairpin-mode``hairpin-veth`の場合、`Kubelet`にノードの`/sys`で操作する権限があることを確認します。
すべてが正常に機能している場合、次のようなものが表示されます。
* 実際に使われている`hairpin-mode``hairpin-veth`の場合、`Kubelet`にノードの`/sys`で操作する権限があることを確認します。すべてが正常に機能している場合、次のようなものが表示されます。
```shell
for intf in /sys/devices/virtual/net/cbr0/brif/*; do cat $intf/hairpin_mode; done
@@ -634,8 +565,7 @@ for intf in /sys/devices/virtual/net/cbr0/brif/*; do cat $intf/hairpin_mode; don
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```
実際に使われている`hairpin-mode``promiscuous-bridge`の場合、`Kubelet`にノード上のLinuxブリッジを操作する権限があることを確認してください。
`cbr0`ブリッジが使用され適切に構成されている場合、以下が表示されます。
実際に使われている`hairpin-mode``promiscuous-bridge`の場合、`Kubelet`にノード上のLinuxブリッジを操作する権限があることを確認してください。`cbr0`ブリッジが使用され適切に構成されている場合、以下が表示されます。
```shell
ifconfig cbr0 |grep PROMISC
@@ -648,15 +578,9 @@ UP BROADCAST RUNNING PROMISC MULTICAST MTU:1460 Metric:1
## 助けを求める
ここまでたどり着いたということは、とてもおかしなことが起こっています。
Serviceは実行中で、Endpointsがあり、Podは実際にサービスを提供しています。
DNSは動作していて、`kube-proxy`も誤動作していないようです。
それでも、あなたのServiceは機能していません。
おそらく私たちにお知らせ頂いた方がよいでしょう。調査をお手伝いします!
ここまでたどり着いたということは、とてもおかしなことが起こっています。Serviceは実行中で、Endpointsがあり、Podは実際にサービスを提供しています。DNSは動作していて、`kube-proxy`も誤動作していないようです。それでも、あなたのServiceは機能していません。おそらく私たちにお知らせ頂いた方がよいでしょう。調査をお手伝いします!
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