diff --git a/content/ja/docs/setup/production-environment/tools/kubeadm/high-availability.md b/content/ja/docs/setup/production-environment/tools/kubeadm/high-availability.md index b9e82a7838..6b7cb8b610 100644 --- a/content/ja/docs/setup/production-environment/tools/kubeadm/high-availability.md +++ b/content/ja/docs/setup/production-environment/tools/kubeadm/high-availability.md @@ -8,16 +8,14 @@ weight: 60 このページでは、kubeadmを使用して、高可用性クラスターを作成する、2つの異なるアプローチを説明します: -- 積み重なったコントロールプレーンノードを使う方法。こちらのアプローチは、必要なインフラストラクチャーが少ないです。etcdのメンバーと、コントロールプレーンノードは同じ場所に置かれます。 +- 積層コントロールプレーンノードを使う方法。こちらのアプローチは、必要なインフラストラクチャーが少ないです。etcdのメンバーと、コントロールプレーンノードは同じ場所に置かれます。 - 外部のetcdクラスターを使う方法。こちらのアプローチには、より多くのインフラストラクチャーが必要です。コントロールプレーンノードと、etcdのメンバーは分離されます。 -先へ進む前に、どちらのアプローチがアプリケーションの要件と、環境に適合するか、慎重に検討してください。[こちらの比較](/ja/docs/setup/independent/ha-topology/)が、それぞれの利点/欠点について概説しています。 +先へ進む前に、どちらのアプローチがアプリケーションの要件と、環境に適合するか、慎重に検討してください。[こちらの比較](/ja/docs/setup/production-environment/tools/kubeadm/ha-topology/)が、それぞれの利点/欠点について概説しています。 -クラスターではKubernetesのバージョン1.12以降を使用する必要があります。また、kubeadmを使用した高可用性クラスターはまだ実験的な段階であり、将来のバージョンではもっとシンプルになることに注意してください。たとえば、クラスターのアップグレードに際し問題に遭遇するかもしれません。両方のアプローチを試し、kueadmの[issue tracker](https://github.com/kubernetes/kubeadm/issues/new)で我々にフィードバックを提供してくれることを推奨します。 +高可用性クラスターの作成で問題が発生した場合は、kueadmの[issue tracker](https://github.com/kubernetes/kubeadm/issues/new)でフィードバックを提供してください。 -alpha feature gateである`HighAvailability`はv1.12で非推奨となり、v1.13で削除されたことに留意してください。 - -[高可用性クラスターのアップグレード](/docs/tasks/administer-cluster/kubeadm/kubeadm-upgrade-ha-1-13)も参照してください。 +[高可用性クラスターのアップグレード](/docs/tasks/administer-cluster/kubeadm/kubeadm-upgrade/)も参照してください。 {{< caution >}} このページはクラウド上でクラスターを構築することには対応していません。ここで説明されているどちらのアプローチも、クラウド上で、LoadBalancerタイプのServiceオブジェクトや、動的なPersistentVolumeを利用して動かすことはできません。 @@ -30,8 +28,8 @@ alpha feature gateである`HighAvailability`はv1.12で非推奨となり、v1. どちらの方法でも、以下のインフラストラクチャーが必要です: -- master用に、[kubeadmの最小要件](/ja/docs/setup/independent/install-kubeadm/#before-you-begin)を満たす3台のマシン -- worker用に、[kubeadmの最小要件](/ja/docs/setup/independent/install-kubeadm/#before-you-begin)を満たす3台のマシン +- master用に、[kubeadmの最小要件](/ja/docs/setup/production-environment/tools/kubeadm/install-kubeadm/#始める前に)を満たす3台のマシン +- worker用に、[kubeadmの最小要件](/ja/docs/setup/production-environment/tools/kubeadm/install-kubeadm/#始める前に)を満たす3台のマシン - クラスター内のすべてのマシン間がフルにネットワーク接続可能であること(パブリック、もしくはプライベートネットワーク) - すべてのマシンにおいて、sudo権限 - あるデバイスから、システム内のすべてのノードに対しSSH接続できること @@ -41,22 +39,11 @@ alpha feature gateである`HighAvailability`はv1.12で非推奨となり、v1. - etcdメンバー用に、追加で3台のマシン -{{< note >}} -以下の例では、CalicoをPodネットワーキングプロバイダーとして使用します。別のネットワーキングプロバイダーを使用する場合、必要に応じてデフォルトの値を変更してください。 -{{< /note >}} - - ## 両手順における最初のステップ -{{< note >}} -コントロールプレーンや、etcdノードでのコマンドはすべてrootとして実行してください。 -{{< /note >}} - -- CalicoなどのいくつかのCNIネットワークプラグインは`192.168.0.0/16`のようなCIDRを必要としますが、Weaveなどは必要としません。[CNIネットワークドキュメント](/ja/docs/setup/independent/create-cluster-kubeadm/#pod-network)を参照してください。PodにCIDRを設定するには、`ClusterConfiguration`の`networking`オブジェクトに`podSubnet: 192.168.0.0/16`フィールドを設定してください。 - ### kube-apiserver用にロードバランサーを作成 {{< note >}} @@ -84,7 +71,181 @@ alpha feature gateである`HighAvailability`はv1.12で非推奨となり、v1. 1. 残りのコントロールプレーンノードを、ロードバランサーのターゲットグループに追加します。 -### SSHの設定 +## 積層コントロールプレーンとetcdノード + +### 最初のコントロールプレーンノードの手順 + +1. 最初のコントロールプレーンノードを初期化します: + + ```sh + sudo kubeadm init --control-plane-endpoint "LOAD_BALANCER_DNS:LOAD_BALANCER_PORT" --upload-certs + ``` + + - `--kubernetes-version`フラグで使用するKubernetesのバージョンを設定できます。kubeadm、kubelet、kubectl、Kubernetesのバージョンを一致させることが推奨されます。 + - `--control-plane-endpoint`フラグは、ロードバランサーのIPアドレスまたはDNS名と、ポートが設定される必要があります。 + - `--upload-certs`フラグは全てのコントロールプレーンノードで共有する必要がある証明書をクラスターにアップロードするために使用されます。代わりに、コントロールプレーンノード間で手動あるいは自動化ツールを使用して証明書をコピーしたい場合は、このフラグを削除し、以下の[証明書の手動配布](#manual-certs)のセクションを参照してください。 + + {{< note >}}`kubeadm init`の`--config`フラグと`--certificate-key`フラグは混在させることはできないため、[kubeadm configuration](https://godoc.org/k8s.io/kubernetes/cmd/kubeadm/app/apis/kubeadm/v1beta2)を使用する場合は`certificateKey`フィールドを適切な場所に追加する必要があります(`InitConfiguration`と`JoinConfiguration: controlPlane`の配下)。{{< /note >}} + + {{< note >}}CalicoなどのいくつかのCNIネットワークプラグインは`192.168.0.0/16`のようなCIDRを必要としますが、Weaveなどは必要としません。[CNIネットワークドキュメント](/ja/docs/setup/production-environment/tools/kubeadm/create-cluster-kubeadm/#pod-network)を参照してください。PodにCIDRを設定するには、`ClusterConfiguration`の`networking`オブジェクトに`podSubnet: 192.168.0.0/16`フィールドを設定してください。{{< /note >}} + + - このような出力がされます: + + ```sh + ... + You can now join any number of control-plane node by running the following command on each as a root: + kubeadm join 192.168.0.200:6443 --token 9vr73a.a8uxyaju799qwdjv --discovery-token-ca-cert-hash sha256:7c2e69131a36ae2a042a339b33381c6d0d43887e2de83720eff5359e26aec866 --control-plane --certificate-key f8902e114ef118304e561c3ecd4d0b543adc226b7a07f675f56564185ffe0c07 + + Please note that the certificate-key gives access to cluster sensitive data, keep it secret! + As a safeguard, uploaded-certs will be deleted in two hours; If necessary, you can use kubeadm init phase upload-certs to reload certs afterward. + + Then you can join any number of worker nodes by running the following on each as root: + kubeadm join 192.168.0.200:6443 --token 9vr73a.a8uxyaju799qwdjv --discovery-token-ca-cert-hash sha256:7c2e69131a36ae2a042a339b33381c6d0d43887e2de83720eff5359e26aec866 + ``` + + - この出力をテキストファイルにコピーします。あとで、他のコントロールプレーンノードとワーカーノードをクラスターに参加させる際に必要です。 + + - `--upload-certs`フラグを`kubeadm init`で使用すると、プライマリコントロールプレーンの証明書が暗号化されて、`kubeadm-certs` Secretにアップロードされます。 + + - 証明書を再アップロードして新しい復号キーを生成するには、すでにクラスターに参加しているコントロールプレーンノードで次のコマンドを使用します: + + ```sh + sudo kubeadm init phase upload-certs --upload-certs + ``` + + - また、後で`join`で使用できるように、`init`中にカスタムした`--certificate-key`を指定することもできます。このようなキーを生成するには、次のコマンドを使用します: + + ```sh + kubeadm alpha certs certificate-key + ``` + + {{< note >}} + `kubeadm-certs`のSecretと復号キーは2時間で期限切れとなります。 + {{< /note >}} + + {{< caution >}} + コマンド出力に記載されているように、証明書キーはクラスターの機密データへのアクセスを提供します。秘密にしてください! + {{< /caution >}} + +1. 使用するCNIプラグインを適用します: + [こちらの手順に従い](/ja/docs/setup/production-environment/tools/kubeadm/create-cluster-kubeadm/#pod-network)CNIプロバイダーをインストールします。該当する場合は、kubeadmの設定で指定されたPodのCIDRに対応していることを確認してください。 + + Weave Netを使用する場合の例: + + ```sh + kubectl apply -f "https://cloud.weave.works/k8s/net?k8s-version=$(kubectl version | base64 | tr -d '\n')" + ``` + +1. 以下のコマンドを入力し、コンポーネントのPodが起動するのを確認します: + + ```sh + kubectl get pod -n kube-system -w + ``` + +### 残りのコントロールプレーンノードの手順 + +{{< note >}} +kubeadmバージョン1.15以降、複数のコントロールプレーンノードを並行してクラスターに参加させることができます。 +このバージョンの前は、最初のノードの初期化が完了した後でのみ、新しいコントロールプレーンノードを順番にクラスターに参加させる必要があります。 +{{< /note >}} + +追加のコントロールプレーンノード毎に、以下の手順を行います。 + +1. `kubeadm init`を最初のノードで実行した際に取得したjoinコマンドを使って、新しく追加するコントロールプレーンノードで`kubeadm join`を開始します。このようなコマンドになるはずです: + + ```sh + sudo kubeadm join 192.168.0.200:6443 --token 9vr73a.a8uxyaju799qwdjv --discovery-token-ca-cert-hash sha256:7c2e69131a36ae2a042a339b33381c6d0d43887e2de83720eff5359e26aec866 --control-plane --certificate-key f8902e114ef118304e561c3ecd4d0b543adc226b7a07f675f56564185ffe0c07 + ``` + + - `--control-plane`フラグによって、`kubeadm join`の実行は新しいコントロールプレーンを作成します。 + - `-certificate-key ...`を指定したキーを使って、クラスターの`kubeadm-certs` Secretからダウンロードされたコントロールプレーンの証明書が復号されます。 + +## 外部のetcdノード + +外部のetcdノードを使ったクラスターの設定は、積層etcdの場合と似ていますが、最初にetcdを設定し、kubeadmの設定ファイルにetcdの情報を渡す必要があります。 + +### etcdクラスターの構築 + +1. [こちらの手順](/ja/docs/setup/production-environment/tools/kubeadm/setup-ha-etcd-with-kubeadm/)にしたがって、etcdクラスターを構築してください。 + +1. [こちらの手順](#manual-certs)にしたがって、SSHを構築してください。 + +1. 以下のファイルをクラスター内の任意のetcdノードから最初のコントロールプレーンノードにコピーしてください: + + ```sh + export CONTROL_PLANE="ubuntu@10.0.0.7" + scp /etc/kubernetes/pki/etcd/ca.crt "${CONTROL_PLANE}": + scp /etc/kubernetes/pki/apiserver-etcd-client.crt "${CONTROL_PLANE}": + scp /etc/kubernetes/pki/apiserver-etcd-client.key "${CONTROL_PLANE}": + ``` + + - `CONTROL_PLANE`の値を、最初のコントロールプレーンノードの`user@host`で置き換えます。 + +### 最初のコントロールプレーンノードの構築 + +1. 以下の内容で、`kubeadm-config.yaml`という名前の設定ファイルを作成します: + + apiVersion: kubeadm.k8s.io/v1beta2 + kind: ClusterConfiguration + kubernetesVersion: stable + controlPlaneEndpoint: "LOAD_BALANCER_DNS:LOAD_BALANCER_PORT" + etcd: + external: + endpoints: + - https://ETCD_0_IP:2379 + - https://ETCD_1_IP:2379 + - https://ETCD_2_IP:2379 + caFile: /etc/kubernetes/pki/etcd/ca.crt + certFile: /etc/kubernetes/pki/apiserver-etcd-client.crt + keyFile: /etc/kubernetes/pki/apiserver-etcd-client.key + + {{< note >}} + ここで、積層etcdと外部etcdの違いは、外部etcdの構成では`etcd`の`external`オブジェクトにetcdのエンドポイントが記述された設定ファイルが必要です。積層etcdトポロジーの場合、これは自動で管理されます。 + {{< /note >}} + + - テンプレート内の以下の変数を、クラスターに合わせて適切な値に置き換えます: + + - `LOAD_BALANCER_DNS` + - `LOAD_BALANCER_PORT` + - `ETCD_0_IP` + - `ETCD_1_IP` + - `ETCD_2_IP` + +以下の手順は、積層etcdの構築と同様です。 + +1. `sudo kubeadm init --config kubeadm-config.yaml --upload-certs`をこのノードで実行します。 + +1. 表示されたjoinコマンドを、あとで使うためにテキストファイルに書き込みます。 + +1. 使用するCNIプラグインを適用します。以下はWeave CNIの場合です: + + ```sh + kubectl apply -f "https://cloud.weave.works/k8s/net?k8s-version=$(kubectl version | base64 | tr -d '\n')" + ``` + +### 残りのコントロールプレーンノードの手順 + +手順は、積層etcd構築の場合と同じです: + +- 最初のコントロールプレーンノードが完全に初期化されているのを確認します。 +- テキストファイルに保存したjoinコマンドを使って、それぞれのコントロールプレーンノードをクラスターへ参加させます。コントロールプレーンノードは1台ずつクラスターへ参加させるのを推奨します。 +- `--certificate-key`で指定する復号キーは、デフォルトで2時間で期限切れになることを忘れないでください。 + +## コントロールプレーン起動後の共通タスク + +### workerのインストール + +`kubeadm init`コマンドから返されたコマンドを利用して、workerノードをクラスターに参加させることが可能です。 + +```sh +sudo kubeadm join 192.168.0.200:6443 --token 9vr73a.a8uxyaju799qwdjv --discovery-token-ca-cert-hash sha256:7c2e69131a36ae2a042a339b33381c6d0d43887e2de83720eff5359e26aec866 +``` + +## 証明書の手動配布 {#manual-certs} + +`--upload-certs`フラグを指定して`kubeadm init`を実行しない場合、プライマリコントロールプレーンノードから他のコントロールプレーンノードへ証明書を手動でコピーする必要があります。 + +コピーを行うには多くの方法があります。次の例では`ssh`と`scp`を使用しています。 1台のマシンから全てのノードをコントロールしたいのであれば、SSHが必要です。 @@ -114,61 +275,12 @@ alpha feature gateである`HighAvailability`はv1.12で非推奨となり、v1. sudo -E -s ``` -## 積み重なったコントロールプレーンとetcdノード +1. 全てのノードでSSHを設定したら、`kubeadm init`を実行した後、最初のコントロールノードプレーンノードで次のスクリプトを実行します。このスクリプトは、最初のコントロールプレーンノードから残りのコントロールプレーンノードへ証明書ファイルをコピーします: -### 最初のコントロールプレーンノードの手順 - -1. 最初のコントロールプレーンノードで、`kubeadm-config.yaml`という設定ファイルを作成します: - - apiVersion: kubeadm.k8s.io/v1beta1 - kind: ClusterConfiguration - kubernetesVersion: stable - apiServer: - certSANs: - - "LOAD_BALANCER_DNS" - controlPlaneEndpoint: "LOAD_BALANCER_DNS:LOAD_BALANCER_PORT" - - - `kubernetesVersion`には使用するKubernetesのバージョンを設定します。この例では`stable`を使用しています。 - - `controlPlaneEndpoint` はロードバランサーのアドレスかDNSと、ポートに一致する必要があります。 - - kubeadm、kubelet、kubectlとKubernetesのバージョンを一致させることが推奨されます。 - -1. ノードがきれいな状態であることを確認します: + 次の例の、`CONTROL_PLANE_IPS`を他のコントロールプレーンノードのIPアドレスに置き換えます。 ```sh - sudo kubeadm init --config=kubeadm-config.yaml - ``` - - このような出力がされます: - - ```sh - ... - You can now join any number of machines by running the following on each node - as root: - - kubeadm join 192.168.0.200:6443 --token j04n3m.octy8zely83cy2ts --discovery-token-ca-cert-hash sha256:84938d2a22203a8e56a787ec0c6ddad7bc7dbd52ebabc62fd5f4dbea72b14d1f - ``` - -1. この出力をテキストファイルにコピーします。あとで、他のコントロールプレーンノードをクラスターに参加させる際に必要になります。 - -1. Weave CNIプラグインをapplyします: - - ```sh - kubectl apply -f "https://cloud.weave.works/k8s/net?k8s-version=$(kubectl version | base64 | tr -d '\n')" - ``` - -1. 以下のコマンドを入力し、コンポーネントのPodが起動するのを確認します: - - ```sh - kubectl get pod -n kube-system -w - ``` - - - 最初のコントロールプレーンノードが初期化を完了してから、新しいノードを参加させることが推奨されます。 - -1. 証明書ファイルを最初のコントロールプレーンノードから残りのノードにコピーします: - - 以下の例では、`CONTROL_PLANE_IPS`を他のコントロールプレーンノードのIPアドレスで置き換えます。 - ```sh - USER=ubuntu # 変更可能 + USER=ubuntu # 環境に合わせる CONTROL_PLANE_IPS="10.0.0.7 10.0.0.8" for host in ${CONTROL_PLANE_IPS}; do scp /etc/kubernetes/pki/ca.crt "${USER}"@$host: @@ -178,21 +290,19 @@ alpha feature gateである`HighAvailability`はv1.12で非推奨となり、v1. scp /etc/kubernetes/pki/front-proxy-ca.crt "${USER}"@$host: scp /etc/kubernetes/pki/front-proxy-ca.key "${USER}"@$host: scp /etc/kubernetes/pki/etcd/ca.crt "${USER}"@$host:etcd-ca.crt + # 外部のetcdノード使用時はこちらのコマンドを実行 scp /etc/kubernetes/pki/etcd/ca.key "${USER}"@$host:etcd-ca.key - scp /etc/kubernetes/admin.conf "${USER}"@$host: done ``` -{{< caution >}} -上のリストにある証明書だけをコピーしてください。kubeadmが、参加するコントロールプレーンノード用に、残りの証明書と必要なSANの生成を行います。間違って全ての証明書をコピーしてしまったら、必要なSANがないため、追加ノードの作成は失敗するかもしれません。 -{{< /caution >}} + {{< caution >}} + 上のリストにある証明書だけをコピーしてください。kubeadmが、参加するコントロールプレーンノード用に、残りの証明書と必要なSANの生成を行います。間違って全ての証明書をコピーしてしまったら、必要なSANがないため、追加ノードの作成は失敗するかもしれません。 + {{< /caution >}} -### 残りのコントロールプレーンノードの手順 - -1. `scp`を使用する手順で作成したファイルを移動します: +1. 次に、クラスターに参加させる残りの各コントロールプレーンノードで`kubeadm join`を実行する前に次のスクリプトを実行する必要があります。このスクリプトは、前の手順でコピーした証明書をホームディレクトリから`/etc/kubernetes/pki`へ移動します: ```sh - USER=ubuntu # 変更可能 + USER=ubuntu # 環境に合わせる mkdir -p /etc/kubernetes/pki/etcd mv /home/${USER}/ca.crt /etc/kubernetes/pki/ mv /home/${USER}/ca.key /etc/kubernetes/pki/ @@ -201,103 +311,6 @@ alpha feature gateである`HighAvailability`はv1.12で非推奨となり、v1. mv /home/${USER}/front-proxy-ca.crt /etc/kubernetes/pki/ mv /home/${USER}/front-proxy-ca.key /etc/kubernetes/pki/ mv /home/${USER}/etcd-ca.crt /etc/kubernetes/pki/etcd/ca.crt + # 外部のetcdノード使用時はこちらのコマンドを実行 mv /home/${USER}/etcd-ca.key /etc/kubernetes/pki/etcd/ca.key - mv /home/${USER}/admin.conf /etc/kubernetes/admin.conf ``` - - この手順で、`/etc/kubernetes`フォルダーに必要な全てのファイルが書き込まれます。 - -1. `kubeadm init`を最初のノードで実行した際に取得したjoinコマンドを使って、このノードで`kubeadm join`を開始します。このようなコマンドになるはずです: - - ```sh - sudo kubeadm join 192.168.0.200:6443 --token j04n3m.octy8zely83cy2ts --discovery-token-ca-cert-hash sha256:84938d2a22203a8e56a787ec0c6ddad7bc7dbd52ebabc62fd5f4dbea72b14d1f --experimental-control-plane - ``` - - `--experimental-control-plane`フラグが追加されています。このフラグは、コントロールプレーンノードのクラスターへの参加を自動化します。 - -1. 以下のコマンドをタイプし、コンポーネントのPodが起動するのを確認します: - - ```sh - kubectl get pod -n kube-system -w - ``` - -1. これらのステップを、残りのコントロールプレーンノードに対して繰り返します。 - -## 外部のetcdノード - -### etcdクラスターの構築 - -- [こちらの手順](/ja/docs/setup/independent/setup-ha-etcd-with-kubeadm/)にしたがって、etcdクラスターを構築してください。 - -### 最初のコントロールプレーンノードの構築 - -1. 以下のファイルをetcdクラスターのどれかのノードからこのノードへコピーしてください: - - ```sh - export CONTROL_PLANE="ubuntu@10.0.0.7" - +scp /etc/kubernetes/pki/etcd/ca.crt "${CONTROL_PLANE}": - +scp /etc/kubernetes/pki/apiserver-etcd-client.crt "${CONTROL_PLANE}": - +scp /etc/kubernetes/pki/apiserver-etcd-client.key "${CONTROL_PLANE}": - ``` - - - `CONTROL_PLANE`の値を、このマシンの`user@host`で置き換えます。 - -1. 以下の内容で、`kubeadm-config.yaml`という名前の設定ファイルを作成します: - - apiVersion: kubeadm.k8s.io/v1beta1 - kind: ClusterConfiguration - kubernetesVersion: stable - apiServer: - certSANs: - - "LOAD_BALANCER_DNS" - controlPlaneEndpoint: "LOAD_BALANCER_DNS:LOAD_BALANCER_PORT" - etcd: - external: - endpoints: - - https://ETCD_0_IP:2379 - - https://ETCD_1_IP:2379 - - https://ETCD_2_IP:2379 - caFile: /etc/kubernetes/pki/etcd/ca.crt - certFile: /etc/kubernetes/pki/apiserver-etcd-client.crt - keyFile: /etc/kubernetes/pki/apiserver-etcd-client.key - - - ここで、積み重なったetcdと外部etcdの違いは、kubeadmコンフィグの`etcd`に`external`フィールドを使用していることです。積み重なったetcdトポロジーの場合、これは自動で管理されます。 - - - テンプレート内の以下の変数を、クラスターに合わせて適切な値に置き換えます: - - - `LOAD_BALANCER_DNS` - - `LOAD_BALANCER_PORT` - - `ETCD_0_IP` - - `ETCD_1_IP` - - `ETCD_2_IP` - -1. `kubeadm init --config kubeadm-config.yaml`をこのノードで実行します。 - -1. 表示されたjoinコマンドを、あとで使うためにテキストファイルに書き込みます。 - -1. Weave CNIプラグインをapplyします: - - ```sh - kubectl apply -f "https://cloud.weave.works/k8s/net?k8s-version=$(kubectl version | base64 | tr -d '\n')" - ``` - -### 残りのコントロールプレーンノードの手順 - -残りのコントロールプレーンノードを参加させるために、[こちらの手順](#残りのコントロールプレーンノードの手順)に従います。ローカルetcdメンバーが作られないことを除いて、積み重なったetcdの構築と同じ手順です。 - -まとめると: - -- 最初のコントロールプレーンノードが完全に初期化されているのを確認します。 -- 証明書を、最初のコントロールプレーンノードから他のコントロールプレーンノードへコピーします。 -- テキストファイルに保存したjoinコマンドに`--experimental-control-plane` フラグを加えたものを使って、それぞれのコントロールプレーンノードを参加させます。 - -## コントロールプレーン起動後の共通タスク - -### Podネットワークのインストール - -Podネットワークをインストールするには、[こちらの手順に従ってください](/ja/docs/setup/independent/create-cluster-kubeadm/#pod-network)。master設定ファイルで提供したPod CIDRのどれかに一致することを確認します。 - -### workerのインストール - -`kubeadm init`コマンドから返されたコマンドを利用して、workerノードをクラスターに参加させることが可能です。workerノードには、`--experimental-control-plane`フラグを追加する必要はありません。 - -